東京と大阪間を結ぶ新幹線の列車には、『のぞみ・ひかり・こだま』の3種類あります。その3つの大きな違いは、料金と乗車時間になります。料金の高い順に『のぞみ・ひかり・こだま』、乗車時間の短い順に『のぞみ・ひかり・こだま』です。
なぜ、『のぞみ・ひかり・こだま』でこのような差が出るのかというと、停車する駅に差があるからなのです。新幹線こだまに乗って格安にする方法でも紹介していますが、のぞみは快速特急、ひかりは急行、そしてこだまは各駅停車として捉えると分かりやすいです。
のぞみ:快速特急
東京大阪間を結ぶ駅の中で新幹線『のぞみ』が停車するのは、以下の6つです。
- 東京
- 品川
- 新横浜
- 名古屋
- 京都
- 新大阪
それ以上でもそれ以下でもありません。必ずこの6つの駅に停車するのがのぞみです。その乗車時間は約2時間30分、最速の新幹線です。
その分、一番人気も高く、朝夕のラッシュ時間は平日の指定席もほぼ埋まっている状況です。また、通常指定席の片道料金は、14,450円で一番高いです。
ひかり:急行(ビジネス快速)
『ひかり』が停車する駅は、列車によってまちまちなのです。必ず停車する駅が以下の6つ
- 東京
- 品川
- 新横浜
- 名古屋
- 京都
- 新大阪
これは、新幹線『のぞみ』とかわらないのですが、それ以外に以下の8つ
- 小田原
- 熱海
- 三島
- 静岡
- 浜松
- 豊橋
- 岐阜羽島
- 米原
に停車したり、しなかったりします。新幹線の駅全てに停車するのは時間がかかるから嫌だけど、ピンポイントで停車する駅があれば利用したいビジネスマンに人気です。
乗車時間は、停車する駅の数によって異なりますが、平均3時間程になります。通常指定席の片道料金は、14,140円です。
こだま:各駅停車
『こだま』は新幹線の各駅停車です。確実に全ての駅に停車しますので、東京~新大阪間の乗車時間は4時間もかかってしまいます。『のぞみ』の約1.5倍上も時間がかかってしまうのです。しかし、『こだま』だけに設定された特別料金プランもあり、利用者も意外と多いのです。
新幹線『こだま』が停車する全ての駅がこちらです。
- 東京
- 品川
- 新横浜
- 小田原
- 熱海
- 三島
- 新富士
- 静岡
- 掛川
- 浜松
- 豊橋
- 三河安城
- 名古屋
- 岐阜羽島
- 米原
- 京都
- 新大阪
その数、東京と新大阪間で17駅です。これだけの駅に停車するのですから、乗車時間4時間かかるのも納得です。また、富士山を間近で眺める事が出来る新富士駅に停車する唯一の列車であったりします。このように『こだま』に乗らないと体験する事が出来ない魅力も満載なのです。